エコ水路工法

プレキャスト水路に生命が宿る！生態系保全を目的とした

『エ　コ　水　路　工　法』

底穴タイプ・横穴タイプ・併用タイプの３種類から選択できます。

底穴タイプ 特徴

1. 奥行きのある「底穴ブロック」を、水路底の一部を下げて施工した中に設置し、水や砂礫を溜めて、水棲生物が生き伸びる手助けをすることが出来ます｡
2. 今まで棲息することができなかった三面コンクリートのプレキャスト水路に「カニ、ドジョウ、二枚貝、カワニナ、ホタルの幼虫」等の水棲生物が生息できる空間を提供する事ができます｡
3. 水路底には水や砂礫が溜まり、水生植物の繁茂も期待できると共に水質浄化が図れ、様々な水棲生物に対応できます。
4. 梅雨期や台風時の大水で流速が早くなった場合でも、水棲生物が「底穴ブロック」の中に隠れることにより避難することができます。
5. 現在製造されているプレキャスト水路の規格品に「底穴ブロック」を取り付けるだけの簡単な施工で「コスト縮減型」の「多機能魚巣ブロック」が提供できます。
6. 「底穴ブロック」の取り付けは簡単で、工場で組み立てて出荷することもできるので、現場で施工が早いと喜ばれます。
7. 水が漏れない構造にできるため、排水路だけでなく用水路にも使用できます。
8. プレキャスト水路本体の施工が始まってから、設計変更で急に使用される場合でも「底穴ブロック」を持っておけば即対応が可能です。

横穴タイプ 特徴

1. プレキャスト水路を施工する際、隣接する部分に隙間を通常10cm～１５cm程度設けて設置し、その側壁裏側部分に「横穴ブロック」をセットするだけの簡単施工で、稚魚から小型淡水魚の棲める「多自然水路」が構築されます。
2. 「横穴ブロック」の出入り口を狭くしてあるので、奥行きのある安定した「静穏域空間」を確保します。水路内の早い水の流れに対して影響を受けず、淡水魚の中で最も小さいメダカやそのほかの稚魚等が住める環境を提供することができます。
3. 一定区間の水路底を下げることにより、渇水の時期でも「横穴ブロック」内に泥や水が常に溜まるので水の枯渇を防ぎ、生物が生き伸びる手助けをすることが出来ます｡
4. 「横穴ブロック」は透水性があるので、メダカ等の産卵場所がある、魚にやさしい「多自然水路」となります。
5. 「横穴ブロック」の高さは水路の約半分程度となるので水路内の水位が変化しても魚巣ブロックとしての機能低下がありません。
6. プレキャスト水路を施工する際、隣接する部分に10cm～15cm程度の隙間を設けて設置し、その側壁裏側部分に「横穴ブロック」をセットするだけの簡単施工で、コスト縮減型の「多自然水路」が構築されます。
7. 魚巣ブロック付きの高価な水路本体の型枠が不要で、小型の「横穴ブロック」と「間詰めブロック」の型枠で対応でき、設計変更で急に使用される場合でも「横穴ブロック」を持っていれば即対応が可能です。
8. 「横穴ブロック」の高さは水路高の約半分程度の為、水路上部の道路構造物等の邪魔になりません。

ソフトスロープ （オプション）特徴

「エコ水路工法」に「小動物昇降用スロープ」機能が付きました。これは今までの小動物脱出機能を「エコ水路工法」に必要に応じてオプションで取り付ける事ができます。

1. 真夏の炎天下でも「ソフトスロープ」の表面が熱くなり難い構造で、皮膚の弱いカエル等も安心して利用できます。
2. 「ソフトスロープ」は水路内側に設けてあるので、カエルの様に視力が50ｃｍ程度しかない小動物たちも近づき易い構造となっています。
3. 「ソフトスロープ」の勾配は、1：1.5という緩勾配を標準としていますので、全ての小動物たちの昇降が大変容易となります。
4. 「ソフトスロープ」を水路底の深くなった場所に設置するため、標準の流水断面を阻害する心配がありません。
5. 「ソフトスロープ」は後付けタイプなので既設新設にかかわらず任意の位置に取り付ける事が出来ます。
6. 「ソフトスロープ」は水路内部に設置するため、水路内幅及び外幅は標準の水路幅と変わりません。そのため、水田の畦や道路など地表の構造物に影響を与えません。
7. 「ソフトスロープ」は表面または全体を木材や繊維質とすることができ、取り付けや加工が大変容易です。また材料費が安く経済的負担になりません。

※この工法は「エコ水路工法」にシステムとして利用できる特許を出願しているため、「小動物の昇降用スロープ」のみを単独で一般の水路に使用する事はできません。

エコ水路工法の実績

エコ水路工法の実績の一部を写真で紹介致します。さらに多くの実績につきましてはお問い合わせ下さい。