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草刈り作業が不要・大幅なコスト縮減を達成 開発から十数年、数百キロmという「日本一の施工実績」を誇る
草刈り経費の大幅な削減に貢献する『雑草防止工法』
雑草が繁茂すると、景観が損なわれるだけでなく歩行者や自転車の走行がスムーズに行かず交通事故の原因にもなります。更には街のイメージが悪くなりスラム化の原因にもなります。 又、この除草作業に多くの維持管理コストが掛る事も大きな問題です。又雑草防止のため除草剤を散布すると周りの環境にも影響が有ります。そういった問題点を役所より提起を頂き、開発したのがこの「雑草防止工法」です。
街中では右の写真のように路側の歩車道境界ブロックとの境界に雑草が繁茂している光景を全国至る所で見ることができます。また、近年の公共事業費の大幅な削減により、道路のメンテナンスの一つである、除草作業も思うようにできていないが実情です。
路側の雑草防止により、雑草を避けて通行する自転車の交通事故防止にも役立ちます。また「あんしんバリアー工法」と併用することでより一層の交通安全効果が期待できます。
左の写真は実際に施工後、約8年経過した現場のものです。
場所:福岡県R201号「雑草防止工法」で施工した区間です。
参考:反対側の車線は同じころ施工したものですが「雑草防止工法」を使用していなく、雑草が生えていました。
施工場所:福岡県
施工後10年以上経過した施工場所です。舗装と歩車道ブロック間には雑草は全く生えておりません。
概要
「雑草防止工法」は製品の一部をカット、又は張り出させてその水平部の中央に突起を設けた構造となっており、その効果は次の3つです。
- この構造はコンクリート製品とアスファルトがかみ合い、隙間を作らないので雑草は生えにくくなります。
- またアスファルト下から雑草がコンクリート面とアスファルト面の間を伸びるとしても突起部があり、その伸長を許さない構造になって居ます。
- 更にコンクリートとアスファルト部分に種が入って成長しかけたとしても、下の乾燥したコンクリートによって根が成長する事が出来ません。
歩車道境界ブロックの場合、下記のように、マウンドアップ、両面Rタイプともに対応が可能です
歩車道境界ブロック「マウンドアップ」の構造例
マウンドアップでの構造例は下記の通りです、各都道府県により異なりますが構造的には同様です。
その他の特徴
- 価格は従来製品と同じため、設計折込みが容易です。そのため一度使ってもらったら「製品指定」される市町村が結構あります。
- 実績は10 数年有り、その施工延長は数百キロ になります。1 社での施工実績でも3 年間(H21~H23 年)で50キロ あり、申し分ありません。
- 年に1~2 回行っている草刈り作業が不要となるため、維持管理費がかかりません。
雑草を防止するので景観がすっきり保たれます。いくら新設道路を作っても景観を壊す雑草が生えていては環境が台無しです。 - 歩車道境界ブロックの標準形状をそのまま確保しているので衝撃荷重に対して強い上、下幅が広いので安定性が良くなります。なお「マウンドアップ」については車の衝撃は背面には掛らないので問題有りません。
- 舗装工事のやり易さは従来と同じで、特別な作業は有りません。又舗装のやり替え時期の舗装材の除去も従来と同様に容易に行えます。
- 雑草防止工法の突起は、植物の成長を止める効果が有る上、舗装部がコンクリートとしっかりかみ合うため、舗装がひび割れたり、ずれたりしない効果が有ります。
- 従来と同じ方法で製造できるため生産性が下がりません。製品重量も微増です。
【各地で雑草が生えている事例】
ここでは各地で実際に歩車道境界ブロックと舗装などの隙間に雑草が生えている事例を紹介します。早い場所ですと、施工後1~2年で雑草が生える場所もあります。
【雑草防止工法】で施工した事例
排水型歩車道境界ブロック
現在、全国で多く使用されている「歩車道境界ブロックの下に側溝を設置するタイプ」です。施工および製品概要は下の写真をご覧ください。施工写真で分かるように、車道部分のコンクリート表面が殆んど無く、自転車の走行が容易となります。下部及び側面には排水用の穴が開いているので「排水性舗装」又は「透水性舗装」のいずれにも使用できます。下部の側溝はJIS 型側溝を使用するので型枠投資は不要となります。なお、必要強度は鉄筋により調整します。
施工写真:右下端は溜桝部ですが上部の幅がブロックと同じため、車道内部に桝蓋等が入り込まず非常にきれいな仕上がりで蓋の開閉も歩道側から行えます